一人暮らしの梅雨対策|湿気・カビを防ぐ40代のやり方
「また今年もこの季節か……」
6月が近づくと、空気がじわっと重くなる。
カビが生えた、というわけではない。
でも、なんとなく咳が出はじめる。あの独特のにおいがしてくる。
わたしにとって、それが「梅雨が来た」サインです。
においや体調の変化で気づく前に動く。
それがわたしの梅雨対策のスタート地点になっています。
一人暮らしは、対策も後始末も全部自分でやるしかない。
だからこそ、「カビを見つけてから慌てる」ではなく、「生やさない仕組みを作る」方が絶対にラクです。
今回は、わたしが毎年やっている梅雨の湿気・カビ対策をまとめます。
そもそもなぜ梅雨にカビが増えるのか

カビが繁殖するのに必要な条件は3つです。
湿度・温度・栄養(ほこりや皮脂など)。
発生しやすい
最も繁殖しやすい
エサになる
梅雨の時期はこの3つが一気に揃います。
気温が20〜30℃になり、湿度は70〜80%まで上がることも。
カビにとって、これ以上ない環境です。
快適に過ごせる室内湿度の目安は40〜60%。
それを超えてくるとカビのリスクが高まり、においや空気の質にも影響が出てきます。
一人暮らしの部屋は、そもそも換気の機会が少ない。
日中は締め切ったまま、という日も多いですよね。
だからこそ、意識的に対策することが大切です。
場所別・カビが生えやすいポイント
カビが生えやすい場所は、だいたい決まっています。
わたしがやっている梅雨の基本対策

カビを生やしたことはないけれど、においや咳で「あ、空気が悪くなってきた」と感じることはある。
それに気づく前に動くために、梅雨の時期は毎年いくつかのことを習慣にしています。
換気は「入口と出口」を作る
換気のポイントは、空気の入口と出口を作ること。
窓を1か所だけ開けても、空気はあまり動きません。
よく「窓を2か所開けて」と言われますが、一人暮らしだと玄関ドアを開けることになり、防犯上気になりますよね。
そんなときは窓1か所+換気扇の組み合わせで大丈夫です。
窓から空気を取り込み、浴室やキッチンの換気扇で外に逃がす。
この流れが作れれば十分です。
雨の日は外から湿った空気が入ってくる気がして開けたくない、という気持ちもわかります。
でも、締め切ったままの方が室内に湿気がこもります。短時間でもこまめに換気する方が、結果的に快適です。
エアコンのドライ機能を使う
梅雨の時期に活躍するのが、エアコンのドライ(除湿)機能。冷房との違いは、「湿度を下げることを優先する」点です。
一般的なドライは弱冷房除湿といって、湿度を下げながら室温も少し下がります。
肌寒く感じる場合は、室温を下げずに湿度だけを下げる「再熱除湿」が使えるエアコンもあります。
自宅のエアコンの機能を一度確認してみてください。
サーキュレーターを空気循環に使う
除湿機やエアコンだけだと、部屋の隅まで乾燥した空気が届きにくいことがあります。
サーキュレーターを併用すると、空気の流れができて除湿効率がぐっと上がります。
クローゼットを開けてサーキュレーターを当てるだけでも、こもった空気がかなり変わります。
除湿剤はクローゼット・押し入れに必須
除湿機やエアコンが届かない狭い場所には、市販の除湿剤を置くのが手っ取り早い。
クローゼット用・引き出し用・ハンガー式など、場所に合わせたタイプが揃っています。
以前は水がたまるタイプを使っていたのですが、たまった水を捨てる作業がじわじわ面倒になってきて。
今は干して繰り返し使えるタイプに切り替えました。
天日干しするだけで何度でも使えるので、コスパもよくてストレスがありません。
部屋干し問題をどう乗り越えるか
一人暮らしで梅雨が一番困るのは、洗濯物が乾かないこと、ではないでしょうか。
部屋干しをすると、洗濯物から蒸発した水分がそのまま室内の湿度を上げてしまいます。
せっかくエアコンのドライをかけていても、効果が半減します。
おすすめは、換気扇のある浴室か洗面所に干すこと。湿気が室内全体に広がりにくく、換気扇で外に逃がせます。
サーキュレーターや扇風機を当てると、乾くスピードも上がります。
雨が続く週は、コインランドリーの乾燥機を使ってしまう、というのもひとつの選択肢です。
時間と湿度ストレスを買う、という感覚で割り切るのもありだと思っています。
もし家電の買い替えを検討しているなら、乾燥機能付きの洗濯機も選択肢に入れてみてください。
ドラム式の洗濯乾燥機があれば、梅雨の部屋干し問題はほぼ解決します。
初期費用はかかりますが、毎年のコインランドリー代や湿度ストレスを考えると、長い目で見てコスパがいい買い物になることもあります。
わたしが使っているグッズ
毎年使っているものだけ紹介します。
湿度計は、対策の出発点。数字で見えると「今日は換気が必要だな」と判断しやすくなります。
スマート家電と連携できるタイプを使っていますが、シンプルなアナログタイプでも十分です。
炭八は、除湿剤というより調湿剤。
湿気が多い時は吸って、乾燥している時は放出する、という動きをします。繰り返し使えて捨てる手間もないので、クローゼットや押し入れに入れっぱなしにしています。
すのこは、クローゼットの床や押し入れの下に敷いておくと通気性が上がります。
わたしはベッドをすのこベッドにし、ふとんに湿度がこもらないようにしています。
案外丈夫で快適です。
防カビスプレーは、浴室の壁や窓のパッキンに梅雨前に一度吹きつけておくと予防になります。
においが気になる場合は、無香料タイプを選ぶといいです。
梅雨前にやっておきたい「ひと手間」

梅雨が来てから慌てるより、梅雨入り前に少しだけ動いておくと、シーズン全体がラクになります。
エアコンのフィルター掃除は、梅雨前のタイミングが一番効果的です。
フィルターにほこりがたまったままドライ運転をすると、エアコン内部にカビが発生しやすくなります。
掃除機で吸うだけでも十分です。
クローゼットの中を出して通気するのも、年に一度のタイミングとして梅雨前がおすすめ。
普段使わない衣類をしまい込んでいると、知らないうちに湿気を吸っています。
晴れた日に全部出して、扉を開けたまま半日ほど風を通すだけで違います。
窓まわりとパッキンの確認も忘れずに。ゴムパッキンの黒ずみは初期カビのサインです。
気になる部分には防カビ処理をしておくと、梅雨中の広がりを防げます。
余談:次に引っ越すなら、ここを見ておく
直接の梅雨対策ではないけれど、賃貸を選ぶタイミングで少し意識しておくと、毎年の湿気ストレスがずいぶん変わります。
建築構造は、湿気のこもりやすさに関係します。
鉄筋コンクリート(RC)造は気密性が高くて防音・断熱に優れる反面、換気が不十分だと湿気がこもりやすい。
木造は通気性がある分、湿気は逃げやすい傾向があります。
どちらが良い悪いではなく、RCなら換気をより意識する必要がある、と知っておくだけで対策の仕方が変わります。
部屋の向き・階数も影響します。
北向きや1階は日当たりが少なく湿気がこもりやすいため、梅雨の時期はとくに注意が必要です。
内見時に確認したいポイントは3つ。
窓のパッキンやサッシに黒ずみがないか、クローゼットや押し入れの隅にカビ跡がないか、シンク下に湿気やにおいがないか。前の入居者の管理状態がある程度わかります。
そして浴室乾燥機の有無は、梅雨の部屋干し問題に直結します。
浴室乾燥機があれば、湿気を外に逃がしながら洗濯物を乾かせるので、室内の湿度上昇を最小限に抑えられます。
次の物件探しのときは、設備として確認してみてください。
まとめ
カビは「生えてから取る」より「生やさない」方が、時間もストレスもかからない。
においや体調の変化を感じ始める前に動くのが、一番のコツだと思っています。
一人暮らしは全部自分でやるぶん、仕組みを作ってしまえば毎年同じように動けます。
今年の梅雨、少しでも快適に過ごせますように。

