「毎月そこそこ稼いでるのに、なんか全然余らない」

独り身フリーランスあるある、だと思います。

物価が上がっています。
食費も、光熱費も、日用品も。
じわじわと、でも確実に、生活コストが上がり続けています。

春闘で会社員の給料が上がったというニュースを見るたびに、少し複雑な気持ちになります。
フリーランスに、ベースアップはありません。
収入を増やすには、自分で動くしかない。

でも、収入を増やすことだけが答えじゃない。

出ていくお金を見直すことも、立派な対策です。

特に固定費は、毎月自動で引き落とされるので痛みを感じにくい。
でも、一度見直すだけで、毎月ずっと節約が続きます。

この記事では、独り身フリーランスが見直すべき固定費と、優先順位の考え方をまとめます。

独り身フリーランスの固定費が、気づいたら多くなる理由

会社員とフリーランスでは、固定費の構造がそもそも違います。

会社員なら、社会保険料は会社が半分負担してくれます。
通勤定期代は会社が出してくれる。仕事のツールも会社が用意してくれることが多い。

でもフリーランスは、全部自分持ちです。

国民健康保険・国民年金・仕事のツール・会計ソフト・通信費——これらがすべて固定費として毎月出ていく。

しかも独り身だと、割り勘できる相手がいない。
家賃も光熱費も通信費も、全部一人で払います。

「独り身フリーランスは、固定費が重くなりやすい」——これを前提に、定期的に見直す習慣が必要です。

見直すべき固定費5つ

1. 家賃

在宅フリーランスにとって、家は「生活の場」であると同時に「仕事の場」でもあります。

だから、家賃を単純に削ればいいとは思っていません。
作業スペースが確保できない部屋に引っ越しても、結局カフェ代がかさんだり、集中できなくて仕事の質が落ちたりする。それでは本末転倒です。

ただ、家賃の一部を仕事スペースとして経費(家事按分)にできるという点は、会社員との大きな違いです。
たとえば仕事での使用割合が40%であれば、家賃の40%を経費に計上できます。

「家賃が高い」と感じている場合、まず按分の見直しや、更新タイミングでの交渉を検討するのが現実的です。

引っ越しを考えるなら、家賃より作業環境を優先して選ぶのがフリーランスらしい判断だと思います。

2. 保険

独り身フリーランスにとって、保険の見直しは特に重要です。

会社員には傷病手当金があります。
病気やけがで働けなくなっても、給与の3分の2が最長1年半もらえる制度です。

でもフリーランスにはありません。働けなくなった瞬間、収入がゼロになります。

だからこそ、医療保険・がん保険に加えて、就業不能保険を検討する必要があります。
一方で、死亡保障は独り身の場合は手薄でも問題ない場合が多い。

「そもそも今の保険が自分に合っているのか」を一度確認してみてください。

3. 通信費

スマホ・光回線・その他の通信費は、見直しやすい固定費のひとつです。

大手キャリアのままにしている場合、格安SIMに乗り換えるだけで月3,000〜5,000円ほど削減できることがあります。

在宅フリーランスは光回線を使うことが多いと思いますが、スマホと同じキャリアでセット割を使うと、さらに月1,000円前後お得になる場合もあります。

「ずっと同じキャリアのまま」という方は、一度プランを確認してみてください。

4. サブスク

「サブスクにいくら払っているか、正確に言える?」

動画配信・音楽・ストレージ・ニュース・英語学習……気づかないうちに積み重なっているサブスクの合計は、月5,000〜1万円を超えることもあります。

むしろ怖いのは、使っていないサブスクを払い続けているケースです。

まずは全部のサブスクをリストアップして、使っているかどうかを確認することから始めてみてください。

5. 仕事ツール・会計ソフト(フリーランス特有)

会社員にはない固定費がこれです。

freee・弥生・マネーフォワードなどのクラウド会計ソフトは月1,000〜1,700円程度。Adobe系のデザインツールは月数千円〜。他にもストレージ・プロジェクト管理ツール・セキュリティソフトなど、仕事で使うツールが積み重なっている方も多いはずです。

これらは経費として計上できるものが多いので、「払っていること」自体は問題ありません。ただ、使っていないのに課金し続けているツールがないか、定期的に確認することが大切です。

見直しの優先順位

全部一気に手をつけようとすると、続きません。

効果が大きい順に、一つずつ手をつけていくのがおすすめです。

1
サブスク
今すぐできる・すぐ効果が出る
最優先
2
通信費
乗り換えの手間はかかるが、削減額が大きい
優先度高
3
保険
自分に合った内容かどうか確認する
優先度中
4
仕事ツール
使っていないツールを解約する
優先度低め
5
家賃
按分の見直しから。引っ越しは作業環境ありきで判断
タイミング次第

まずサブスクの棚卸しをするだけで、多くの場合すぐに数千円は削減できます。

そこから順番に手をつけていくと、無理なく固定費を下げていけます。

固定費の把握に困ったら、FP相談もあり

「自分の固定費が適切かどうか、よくわからない」

そういう場合は、FP(ファイナンシャルプランナー)に相談するのも一つの手です。

保険の見直し・老後のお金の計画・固定費のバランスなど、プロの目線でアドバイスしてもらえます。オンラインで無料相談できるサービスも増えています。

まとめ|削るより、まず「把握」から

固定費の見直しで大切なのは、いきなり節約することより、まず今いくら払っているかを把握することです。

把握できれば、何を削れるかが見えてきます。

独り身フリーランスの固定費は、会社員より構造が複雑です。

でも、一つひとつ丁寧に見直せば、月1万円の削減も十分に現実的ですよ。

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