不正利用に気づいたきっかけと、その時の具体的な状況
2022年3月16日の朝——いつものように家計簿アプリを開いたとき、私の心臓はバクバクと音を立て始めました。
「ヘルメット 71,500円」
「防犯カメラ 50,160円」
見覚えのない買い物。
合計121,660円もの金額が、私の事業用口座から引き落とされていたんです。
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ヘルメットなんか買わないし…😤
防犯カメラなんか買わないし…😤😤
デビットカードの不正利用されました😭
#不正利用
この記事では、実際に私がデビットカードの不正利用被害に遭った経験をもとに、
発覚から全額返金までの5日間の記録と、
40代女性だからこそ気をつけたい予防策をお伝えします。
- デビットカードの不正利用発覚後にすぐやるべきこと
- 銀行への連絡から返金までの具体的な流れ(実体験)
- 不正利用に気づくためのポイント
- 40代女性が日常でできる予防策
私の失敗をあなたの対策に——そんな想いで、この記事を書いています。
不正利用に気づいた「たまたま」のきっかけ

正直に言うと、不正利用の発覚は本当にたまたまでした。
家計簿アプリが私を救ってくれた
その口座は事業用に使用している三井住友銀行(SMBC)の口座。
クライアント様からの入金も月末に集中していますし、
クレジットカードの支払いも月末なので、
基本的に月末にならないとお金の動きがほとんどありません。
そんなこともあり、日常的に口座の残高チェックはしていませんでした。
その朝、何気なく家計簿アプリ「マネーフォワードME」で今月の支出をチェックしたときのことです。
私は細かく支出を管理するタイプではなく、ざっくり支出管理するタイプ。
フリーランスとして会計管理もしなければいけないので、
事業用の会計ソフトとは別に、
個人の資産を管理する家計簿アプリでプライベートと事業両方をトータル管理しています。
「未分類支出」が今月の支出の約半分を占めている…
「未分類」ということは過去に似たような支出がなかったということ。
自分の記憶と合わせてその未分類支出を消し込んで、別科目に振り分けていきます。
それでも、残った支出が2件(121,660円)でした。

本当に自分の買い物ではないのか?徹底確認
問い合わせをして自分の支出だと恥ずかしいので、まずは自分の記憶を整理するところから始めました。
✅ Amazonの購入履歴を確認 → 該当なし
✅ 楽天市場の購入履歴を確認 → 該当なし
✅ その他ECサイトの購入履歴を確認 → 該当なし
✅ その日のスケジュールを確認 → 外出していない
次は、ネットバンキングの画面で再度支出の明細を確認します。しかし、その時はまだ「V000000」というように、どこでどう使用したのかがわからない状態でした。
三井住友銀行の「V000000」とは?
三井住友銀行のお取り扱い内容で「V+6桁の数字」と表示されているのは、SMBCデビットカードでの利用を意味します。
ショッピングまたは海外ATMで利用されたということです。
私は海外にいませんので、何らかのショッピングで使用されたのは間違いありません。
そして三井住友銀行のホームページには、こう書かれていました:
ご利用から一週間ほど経過すると、三井住友銀行アプリ会員用WEBで利用店舗名がご確認いただけます。
ちょうど1週間ほど経過していたタイミングだったため、店舗名が判明したのです。
それが「ヘルメット」「防犯カメラ」を扱うオンラインストアだったというわけです。
最優先! 不正利用が発覚した際の具体的な対処法ステップ
ここからは、私が実際に行った対処法を時系列で詳しく解説します。
同じ状況に陥った方が、パニックにならずに対処できるようにまとめました。
ステップ1:カード会社への連絡と利用停止
① デビットデスクへの問い合わせ(発覚1日目)
自分の使用ではないことを確信できた時点で、デビットデスクへの問い合わせを行いました。
三井住友銀行 デビットデスク
📞 受付時間:10:00~17:00
※今では、24時間年中無休でチャットボットによる問い合わせができるようになっています。
ここで困ったこと
当時は、気づいたのは朝7時半頃。
電話したくてもできないというもどかしさがありました…
💡 事前準備のポイント
問い合わせ時にスムーズに話ができるように、以下を手元に用意して10時になるのを待ちました:
- ✅ デビットカード本体
- ✅ 不正利用と思われる明細のスクリーンショット
- ✅ その日のスケジュール(アリバイ確認用)
② 電話がつながるまで約10分
10時ちょうどに電話をかけましたが、混み合っているということで機械的な音声が流れ、つながったのが約10分後でした。
③ 本人確認と状況説明
窓口の人に「どのようなお問い合わせですか?」と聞かれたので、「デビットカードの明細に見覚えのない引き落としがある」とお伝えしました。
本人確認で聞かれた内容:
- デビットカードの番号
- 氏名(フルネーム)
- 生年月日
- 住所
本人確認が取れると、不正支出と思われる明細を伝えます。
「3月9日の71,500円。3月11日の50,160円です」
窓口のほうで確認していただいたところ、ちょうど利用から一週間ほどのタイミングだったこともあり、「V000000」の利用店舗も反映され、店舗名までがわかりました。
改めて店舗名を確認したうえで、私の支出ではないとお伝えしました。
この時点で返金の話は一切ありませんでした。
デスクの人が判断できるものではないとわかっているので、その辺りのやりとりはしませんでした。
④ すぐできる対策を教えてもらう
ここで私が質問したのは、「今後どうすれば同じことが起きないか」ということです。
それをだけを質問させてもらいました。
次にこのようなことが起きないために知っておきたかったからです。
デビットカードの決済はどのように行われるのですか?
実際カードはここにありますが、カードを持ってなくても使えるのですか?
オンライン決済や現地決済のときに使われます。
手元になくても利用できる可能性はあります
そして、窓口の方にこの後すぐにできるリスク対策を案内していただきました。
⑤ すぐできるリスク対策:銀行アプリの設定変更
すぐできるリスク対策は「通知設定」と「カード利用設定」
私の場合、カードそのものの紛失や盗難ではないこともあり、どういう経緯で使用されたのかわからないため、カード再発行の手続きはこの時点では取りませんでした。
【対策1】通知設定の見直し
その名の通り、デビットカードが利用されたときに通知が来る設定です。
私の場合、通知設定はしていたのですが「10万円以上」の設定になっていました。
今回は10万円を超えていなかったので、通知が来なかったんです。
【対策2】カード利用設定
カード利用そのものをOFFに設定し、自分が使用するときにONにするもので、不正利用の可能性を減らすことができます。
今回は、オンライン決済で使用された可能性があるので利用そのものを止める設定にしました。
ステップ2:警察への被害届提出(必要に応じて)
発覚2日目:担当部署が変更
不正利用の申告をした翌日、改めてデビットデスクの方よりお電話をいただきました。
連絡内容:
- 不正利用の可能性が高いため、別の部署(セキュリティデスク)にて調査を行う
- 通常1か月半程度、場合によってはもう少しかかるかもしれない
- 結果が分かり次第、銀行から連絡をする
- この時点で、デビットデスクからセキュリティデスクに窓口が変更なる
デビットカードの不正利用…1カ月半以上は調査にかかるそうです😭
こういうことはリスク対策をするいい機会にもなるので、割と前向きに捉えるタイプの自分。
💡 警察への届け出について
私の場合、銀行から「警察への届け出が必要」とは言われませんでしたが、多くの場合、補償にあたって警察への届出が必要になるケースもあるそうです。
銀行によって対応が異なるため、問い合わせ時に必ず確認しましょう。
ステップ3:返金までの流れと注意点
発覚4日目:調査結果報告(予想外の早さ!)
問い合わせから4日目、銀行のセキュリティデスクより、お電話をいただきました。
「ご迷惑をお掛けして申し訳ありません」という謝罪と、調査の報告でした。
1か月以上かかると言われていたデビットカードの不正利用の調査…
わりとあっさり?
不正利用の確認がとれたようで、返金の手続きをしてもらえることになりました✨
1か月半以上かかると言われていたので追加の確認なのかと思っていましたが、そうではなく結果の報告でしたので、正直驚きました。
- 不正利用が確認できたので返金させていただきます
- どちらも私の名前でオンライン決済で利用されたこと
- どこでどのように誰に使われたのかは、これから警察に委ねることなので、銀行からお伝えできることはない
ネットで検索しても、詳細は教えてもらえないという声が多かったので、
想定内だったこともあり、それ以上については質問はしませんでした。
ただ、1つだけ質問をしました。
オンライン決済ということは、
このカード情報は出回ってしまっているということですか?
何らかの形で番号とお名前が出回っていることは確かだと思います。
お手数ですが、カードの再発行をお勧めします。
やはり、再発行しかないのですね…
その手間を思うと面倒なところがありますが、
わずか4日で調査をしていただいたことは本当に感謝しています。
発覚5日目:全額返金!
返金の連絡があった際に「○日までに振り込みます」とご案内をいただきました。
しかし、口座を確認してみると、連絡をいただいた翌日には、しっかりと返金手続きがされていました。
こういう返金作業は、土日関係なくしていただけるのですね。
銀行によってなのか、不正利用の状況によってなのかはわかりませんが、問い合わせをしてから書面で不正のやりとりを行う銀行もあるそうです。
しかし、私の場合そのようなやりとりは一切なく、返金まで迅速な対応をしていただきました。

40代女性が日常でできる不正利用の予防策
なぜ40代女性は特に注意が必要なのか
40代女性は、キャッシュレス化の波に乗りつつも、セキュリティ設定を細かく見直す習慣が少ない傾向があると感じています(私もそうでした)。
- 「通知がうるさいから」と通知設定をオフにしている
- 「面倒だから」とアプリの設定を初期値のまま使っている
- 「そのうち」と思って口座チェックを後回しにしている
でも、不正利用犯はそういった「隙」を狙ってくるんです。
予防策① 家計簿アプリで資産を一元管理する
今回、私を救ってくれたのは家計簿アプリでした。
会計アプリとの同期が怖いという人も多いと思いますが、
記帳にいかなければわからないというよりは、よっぽど不正利用対策になると思います。
- マネーフォワードME:私が使用しているアプリ。銀行口座・クレジットカード・証券口座など2,600以上の金融機関と連携可能
- Zaim:レシート読み取り精度が高い
- Money Tree:完全無料で使える
💡 40代女性におすすめの使い方
- 週に1回、日曜日の夜に「未分類支出」をチェックする習慣をつける
- 予算を設定しておくと、予算オーバーのアラートが来る
- 事業用とプライベートを分けて管理できる
予防策② デビットカードの設定を見直す
三井住友銀行SMBCデビットの補償限度額は年間100万円、
対象期間は連絡された日から60日前までです。
つまり、61日前の不正利用は補償対象外!
だからこそ、できるだけ早く気づく仕組みが必要なんです。
【設定1】利用通知の金額を下げる
私の失敗:
「10万円以上」の設定にしていたため、7万円・5万円の不正利用に気づけなかった。
- 頻繁にデビットカードを使う人 → 5,000円以上
- たまにしか使わない人 → 全ての利用で通知
【設定2】利用限度額を必要最低限に設定する
多くの場合、カード会社への連絡日から60日前までさかのぼって年間100万円を限度に補償されるため、口座残高を100万円以下にしておくか、利用限度額を低めに設定しておくことが重要です。
設定例:
| 用途 | 推奨限度額 |
|---|---|
| 普段使い | 1日3万円、1ヶ月10万円 |
| たまにしか使わない | 1日1万円、1ヶ月3万円 |
| 大きな買い物の前だけ | 普段は0円、使う時だけアプリで一時的に上げる |
【設定3】使わない時は「利用停止」に
最強の予防策は、使わない時はカード利用そのものをOFFにしておくこと。
三井住友銀行アプリなら、ワンタッチでON/OFF切り替えができます。
予防策③ 口座を使い分ける
私の失敗から学んだこと:
今回不正利用されたのは、ネット決済などで一切使用したことがないカードでした。
しかも、口座を開設して2年以内のわりと新しい口座です。
最初に事業用の資金をまとめて入れたくらいで、それ以降は自宅の引き出しにしまってあったカードでした。
どのタイミングで番号と名前、オンライン決済の際に必要となるセキュリティ番号が流出してしまったのか。
正直まだ不明な部分も多々ありますが、普段使用しない、動きがほとんどない口座でも不正支出がある可能性はあるということがわかりました。
💡40代女性におすすめの口座使い分け:
| 口座の種類 | 入金額の目安 | デビットカード設定 |
|---|---|---|
| 貯蓄用口座 | 余剰資金 | デビットカード機能OFF |
| 生活費口座 | 月10~20万円 | 利用限度額:月10万円 |
| 事業用口座 | 必要最低限 | 利用限度額:月3万円 |
予防策④ セキュリティデスクの電話番号を登録しておく
不正利用に気づいた時、一番困ったのが「どこに電話すればいいの?」ということでした。
💡 今すぐやるべきこと
ご自身が持っているデビットカードのセキュリティデスクの番号をスマホの電話帳に登録しておきましょう。
ネットでの取り扱いが増えていることもあり、身に覚えのない取引に関する手続きについては、銀行のホームページに詳細に記載してくれています。
まずは、ご自身が持っている銀行で、手続きの流れを確認しておくといいでしょう。
予防策⑤ 定期的な明細チェックの習慣化
不正利用に気づくためのポイント:
- 動いていない口座でも定期的(1週間に1度くらいのペース)に確認できる仕組みをつくる
- デビットカードの利用設定を見直す(金額、通知など)
- 自分が持っているカードのセキュリティデスクの番号を電話帳に登録しておく(銀行からの連絡にすぐ対応できるようにする)
💡 40代女性におすすめの確認タイミング
- 毎週日曜日の夜:1週間分の支出をまとめてチェック
- 給料日・クライアント入金日:残高と入金額が合っているか確認
- 月末:月間収支の確認
まとめ:デビットカードのメリット・デメリット再評価

不正利用被害に遭って分かったこと
今回の不正利用被害を通して、私が痛感したことがあります。
「不正利用を100%防ぐことは、ほぼ不可能」
ネットショッピングで使用していなくても不正利用されてしまうということは、
もう「不正利用」を防ぐことはほぼ難しいのではないかと思っています。
もちろん自分のなかでの最大限の対策は必要ですが、
不正利用されてしまったときに、いかに早く気づいて対応するのか。
その視点での対策もしっかりしないといけないなと今回思い知らされました。
デビットカードのメリット・デメリット
メリット
- ✅ 使いすぎ防止:口座残高の範囲内でしか使えない
- ✅ 即時引き落とし:家計管理がしやすい
- ✅ 審査不要:クレジットカードが作れない人でも持てる
- ✅ 不正利用補償:ほとんどの銀行で年間100万円程度の補償あり
デメリット
- ❌ 補償期間が短い:連絡日から60日前までが多く、クレジットカードより短い
- ❌ 即時引き落とし:不正利用されると即座に口座から引かれる
- ❌ 口座残高がゼロになるリスク:貯蓄口座と分けていないと全額盗まれる可能性
- ❌ ポイント還元率が低い:クレジットカードと比べると還元率が低め
私の結論:デビットカードは「使い分け」が重要
今回のことで、デビットカードの必要性についても今一度考え直すことにしました。
私が出した結論:
- 少額決済(コンビニ・スーパー等) → デビットカード
- 高額決済(家電・旅行等) → クレジットカード
- ネットショッピング → クレジットカード(不正利用補償が手厚い)
- 事業用経費 → 事業用クレジットカード
最後に:不安を抱えているあなたへ
この記事を読んでいるということは、もしかしたらあなたも「不正利用されたかもしれない」という不安を抱えているかもしれませんね。
大丈夫です。
私も最初はパニックになりました。
でも、すぐに行動すれば、ほとんどの場合は全額返金されます。
今すぐやるべきこと:
- 銀行の明細を確認する
- 覚えのない支出があれば、すぐにカード会社に連絡
- 銀行アプリでカード利用を一時停止
- この記事をブックマークして、落ち着いて対処
あなたは一人ではありません。
私も同じ経験をして、無事に全額返金されました。
そして、この経験をきっかけに、お金の管理がずっと上手になりました。
不正利用は決して他人事ではありません。でも、正しい知識と対策があれば、被害を最小限に抑えられます。
この記事が、あなたの不安を少しでも和らげ、具体的な行動につながれば嬉しいです。



