最近おうち時間も増えて、久しぶりに昔はまった漫画本を読み返たいなんて人いませんか?
いざ、そう思ったものの、あの頃の本って今や古本屋にいっても在庫はほとんどないし、全巻そろってることなんて奇跡に近い…
そんなところ、2021年12月28日、うれしいニュースが舞い込みました。
紙の単行本が世界累計で1億4千万部突破している漫画家「浦沢直樹」先生の作品がついに電子書籍で配信がスタートしました。
アラフォー世代はやはりコミック世代ですので、紙派という方も多いのではないでしょうか。
わたし自身も学生時代はコミック集めにかなりのお金を費やした一人。
しかし、都内、アラフォーひとり暮らし。
集めた漫画本たちも数回の引っ越しを経て少しずつ処分を余儀なくされ、今では本の数十冊になっています。
あの紙をめくるにおいや、読み終わった後に次の巻に手を伸ばす行為。
それが漫画本の楽しみのひとつでもありましたので、電子書籍(特にコミック)には手を出していませんでしたが、これを機に電子書籍についていろいろ調べてみましたのでご紹介していきます。
- 電子書籍を読んでみたいけど、購入の仕方がわからない方
- 購入ストアに迷っている方
- むかし読んでいた漫画を改めて読みたい方
電子書籍とは
電子書籍とは、単行本やコミック、文庫本、小説などを電子化し、電子機器で読めるようにした書籍です。
最近は、本を耳で聞くオーディオブックも話題になっていますよね。
紙書籍にように書店に足を運び購入する手間をかけることなく、インターネット上で電子書籍を購入するという手軽さがあります。
書店と違って在庫を気にすることなく、24時間いつでも好きな時に好きなタイミングで購入できるというのも魅力のひとつです。
書店だと全巻そろってなかったりして、ストレスになることある!
それがないのがいいよね。
また、スマートフォンやタブレットの普及により、専用端末を購入することもなくアプリのダウンロードだけで読めるようになったというのも嬉しい部分です。
電子書籍はどうやって読む?専用端末を比較しよう
次に、気になる端末について確認をしておきましょう。
先にも記述しましたが、最近は専用端末を購入することもなく、アプリのダウンロードをすれば普段使っているスマートフォンで読めるようになりました。
スマートフォンやタブレットで読めますが、「電子書籍リーダー」もあります。
これは、その名の通り電子書籍専用の端末で、読書専用に作られていますので、目に優しかったり、紙に近い雰囲気を体験できるなど、タブレットにない良さもあります。
ここで主な電子書籍リーダーを見てみましょう。
Amazon Kindle
Amazon Kindleとは、名前にもついているとおりAmazonが提供する電子書籍のサービスです。
Amazonが製造・販売する電子書籍リーダーや電子書籍や専用デバイスの名称でもあります。
E Ink(イーインク)という技術が採用されたディスプレイを搭載しているので、紙に表示されている状態に非常に近く、読み心地が紙の印刷物に近くなっています。
種類も豊富で、防水機能、Wi-fiモデル、解像度、データ容量などから検討をするといいでしょう。
楽天Kobo
楽天Koboも、名前についているとおり楽天が発売している電子書籍のサービスです。
専用端末は、2ページにわたって描かれたシーンをそのまま見開きで見ることができるようになっているので、圧倒的な臨場感を味わうことができます。
また、利き手に関わらず、好みの読書スタイルで使用できるようになっています。
書き込み可能なもの、ペン付き、防水機能、容量、重さなどから検討するといいでしょう。
Reader
Sonyが発売している、電子書籍リーダーです。
種類は1つですが、本体はわずか9ミリ弱、約160gという圧倒的な軽さが魅力的です。
長時間読書する方は、重さは重要視すべき部分。軽い端末は、姿勢を気にすることなく、いつでも読書ができます。
また、文字のサイズが8段階で選べるというのも魅力です。
専用端末購入で気を付けること
大きく3つの電子書籍リーダーをご紹介しました。
注意しておきたいのが、専用リーダーを購入すると、それに対応した電子書籍でないと読むことができないということです。
その端末が扱っている電子書籍をしっかりとチェックしてから購入をしましょう。
どんな本を読むか決まっていない方は、まずはスマートフォンやタブレットで試してみてからのほうがいいと思います。
電子書籍はどこで買う?電子書籍ストアを比較しよう
次に、電子書籍ストアを比較しましょう。
電子書籍ストアというのは本屋さんのようなものです。
インプレス総合研究所が調査した「電子書籍ビジネス調査報告書2021」によると、無料、有料問わずに電子書籍サービスを利用している人に利用している電子書籍サービスやアプリを聞いたところ、以下のようなランキングになっています。
インプレス総合研究所「電子書籍ビジネス調査報告書2021」回答結果より
グラフを見てもわかるように、本当にいろいろな運営会社が混在していることが伺えます。
これだけ混在しているということは、競争も激しくサービスの継続性が重要になってきます。
なぜかというと、運営会社が撤退してしまったら、購入した書籍というものはなくなってしまうからです。
強みとしているジャンル、サービスの独自性やその好みは実際に使用する方によって異なりますので、どれがいいとは一概に言えませんが、以下のようなポイントで電子書籍ストアを選ぶのがよいかと思います。
- 自分が読みたい本を取り扱っているか(これが一番大事)
- 読もうとしている端末にアプリ等が対応しているか
- 運営会社の経営が安定しているか
- 自分が普段から利用しているその他のサービスと連携があるか
Kindleストア
700万以上の本、漫画、雑誌、洋書など全ジャンル幅広く取り扱っていますが、ビジネス書籍を買うのであれば、Kindleストアがおすすめです。
書籍化されているものだけでなく個人出版のKindle本もありますので、掘り出しものに出会うチャンスもあります。
また、日替わり・月替わりセールやAmazonのセールに応じて特価で購入できます。
Windowsアプリ、Macアプリ、専用端末など様々なデバイスで読めるのもおすすめできるところです。
電子書籍の読み放題サービス「Amazon Kindle Unlimited」を使えば、月間料金980円で計200万冊以上が読み放題になります。取り扱いの内容も日々変わりますので、月に3~4冊を読む方であれば、絶対におすすめです。
楽天Koboストア
楽天Koboは楽天株式会社が運営する電子書籍ストアです。ポイントアップや割引クーポンなども豊富で、楽天サービスを普段から使う楽天ユーザーはポイント利用が可能ですのでおすすめです。
取り扱いの書籍についてもコミック、小説から洋書までと幅が広く、バランスよくどの分野の本も取り扱っており、その数は400万冊以上。読書好きの方が新たな本を探すのにはとても向いているストアです。
スマートフォン、タブレット、電子書籍リーダーなど様々なデバイスで台数制限なく同期ができますので、「デバイスを忘れた!」なんてこともなく、いつでも読書が楽しめます。
BOOK☆WALKER
角川出版で有名なカドカワグループが運営する出版社直営の電子書籍ストアです。
コミック・ライトノベルに強く、920,000冊以上を取り扱っており、アニメ・映画・ドラマ化された人気作も楽しめます。
一度購入した電子書籍はいつでも無料で再ダウンロードできますので、デバイスの容量を整理しながら楽しむことができます。
また、漫画誌70誌、単行本20,000冊以上から定額で読めるサービスも行っています。
アプリなしでも読める無料作品もあるので、簡単に試し読みが可能です。
Reader Store
Reader Storeは、株式会社ソニー・ミュージックエンタテイメントが運営する電子書籍ストアです。
専用端末のほか、アプリをダウンロードすることで楽しむことができます。
豊富な試し読みに加え、1巻丸ごと無料のマンガも多数用意されているほか、毎日お得なSALEが開催されているため、メルマガを活用することで旬な情報やクーポンをゲットできるほか、読むほどお得な特典がつく会員特典もあります。
取り扱う書籍も600,000冊と少しずつ増えており、オーディオブックも豊富です。語学勉強などを始めたい方におすすめです。
コミックシーモア
コミックシーモアは、エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ株式会社が運営する漫画を中心に扱う電子書籍ストアです。NTTグループが運営しているので、17年以上の実績があります。
「コミック」と謳うとおり、国内最大級の漫画を取り扱っており、880,000冊以上の豊富なラインナップです。
今(2022年1月現在)であれば、15,200冊のコミックが無料で読むこともできるので、新しい漫画を出会うチャンスがたくさんあります。
新刊も発売と同時に読むことができるので、漫画好きには一番おすすめしたいストアです。
LINEID、各種SNSなど会員登録も簡単にでき、面倒な手続きなく始められるのもうれしいところです。
ebookjapan
ebookjapanは、ヤフー株式会社が株式会社イーブックイニシアティブジャパンと協力して運営している電子書籍を販売しているサイトです。
マンガを中心に取り扱っており、800,000冊を超える電子書籍を販売しています(2022年1月現在)。
ebookjapanの強みは、常に2,800冊を超える無料マンガを楽しめるところ。中には、全巻読み放題というもの。
Yahoo!のセールイベントに応じて、多彩なキャンペーンが実施されてるので、セールを上手に活用して読むとお得にマンガを楽しむことができます。
ソフトバンク・モバイルユーザー、Yahoo!プレミアム会員はさらにお得に購入することができますので、上記ユーザーはポイントも含めて上手に活用してください。
honto
hontoはこれまで紹介したストアと少し異なり、電子書籍と本の通販ストア両方を兼ね備えるハイブリッド型総合書店です。
印刷会社の老舗、大日本印刷株式会社が運営するサイトです。
紙書籍と電子書籍を同時に探せるほか、丸善、ジュンク堂、文教堂といった大型書店と連携をしているため、最大級の書籍通販サイトといえます。
電子書籍については、小説・文学に強く、5台までのデバイスで利用可能で、シチュエーションにあわせた端末で本を読むことができます。
書棚機能があり、購入した書籍を任意の棚を作成して分類できるため、自分好みの本棚をデバイス内でつくることができます。
紙書籍、電子書籍どちらで購入しても共通でポイントを貯められ、また紙書籍については買取サービスとも連携しているので、読書好きの方は効率よくポイントを活用することができます。
まとめ
電子書籍は市場としてまだまだ伸びしろがあります。
端末やアプリもどんどんバージョンアップされますので、使い勝手もどんどん良くなってきているように思います。
無料で経験できるサイト、初回登録時はお得なサービスが受けられるサイトも数多いため、まずはいろいろ試して、自分のお気に入りのストアを見つけてみるといいと思います。
電子書籍の良さは、とにかく多くの本との出会いがあることではないでしょうか。
書店ではスペースの都合で店頭に並ぶことがなかった本、自分が興味を示さないことで目に留まらなかった本などに出会うチャンスがあります。
おうち時間もまだしばらく続きそうですので、ぜひ読書を楽しんでみてください。