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【2025年最新】クラウド会計ソフト徹底比較!フリーランスが選ぶべき3選と選び方

フリーランスの確定申告の悩みと解決策

個人事業主として仕事を始める最初の時点で考えておきたいことのひとつが経理処理です。

簿記の知識を持つ人も増えてきましたが、知識がない人にとっては不安なことだらけですよね。

私自身も全く知識がありませんでした。

知識がないどころか、数字オンチ。

何かあったらどうしようという不安もあるし、でも不安で何もできなかったら事業が進みません。
かといって、事業が軌道に乗るまでは税理士の方にお願いするほどの財力もない…

そんなフリーランスの方におすすめなのが、クラウド会計ソフトの導入です。

2025年、会計ソフト導入がさらに重要になった理由

2024年1月から電子取引データの電子保存が完全義務化されました。

これは個人事業主でも対象となります。

簡単に言うと、メールやクラウドサービスで受け取った請求書・領収書などは、電子データのまま保存する義務があるということです。

様々な要件を個人で対応していくとなると大変ですが、大手の会計ソフトであれば電子取引データの保存にも対応してくれています。

この機会に経理の流れをしっかり考え、効率化していきましょう。

この記事をおすすめする方
  • 個人事業主・フリーランスとして新たに事業を始める方
  • 簿記知識がなくて、何から始めていいか迷っている方
  • 最低限のコストと負担で経理処理をしたい方
  • 電子帳簿保存法への対応を考えている方
  • 現在使っている会計ソフトからの乗り換えを検討している方

2025年最新版!フリーランス向けクラウド会計ソフト3選比較

ここからは、2025年12月時点での最新情報をもとに、個人事業主・フリーランスにおすすめしたい会計ソフトを徹底比較します。

私が会計ソフトを選ぶ際に重視したポイントは以下の3点です。

  1. 使用するクレジットカード、銀行口座などと自動連携できる
  2. 細かな支出がある人は、スマホなどからレシートが読み込める
  3. 仕訳などわからない場合のサポートがある

クレジットカード、銀行口座との自動連携は、今や必須機能のひとつ

個人で動いていると、会計処理に時間を割く時間をできるだけ短くしたいのが正直なところです。

自動である程度の記録をしてくれるというのは非常に助かります。

また、自分だけでやっていると、入力ミスなどで収支が合わないなんてことも。

間違いを探すだけでムダな時間です。

自動連携はミスを防ぐという意味でも、必須にしたい機能です。

比較表:料金、操作性、サポート、スマホ対応

項目マネーフォワードクラウド
確定申告
freee会計やよいの青色申告
オンライン
月額料金
(パーソナル/スタンダード相当)
月額1,280円
年払い15,360円
月額2,980円
年払い23,760円
年額11,800円
(セルフプラン)
初年度特典初年度無料
銀行・カード連携数2,400以上3,200以上3,300以上
AI自動仕訳
スマホアプリ
レシート読取
確定申告書作成
消費税申告パーソナル:○
パーソナルプラス:◎
スタンダード:○
プレミアム:◎
全プラン◎
サポート
(メール・チャット)
パーソナル:○
パーソナルプラス:◎
スタンダード:○
プレミアム:◎
セルフ:メールのみ
ベーシック:◎
トータル:◎+電話
電子帳簿保存法対応
おすすめ度★★★★☆★★★★☆★★★★★

※2025年12月時点の情報

個人事業主が会計ソフトを選ぶ際の最重要ポイント

ここからは、会計ソフトを選ぶ際の具体的なポイントを解説していきます。

個人事業主は「クラウド型」が絶対おすすめ

会計ソフトに限らず、ソフトは大きく「インストール型」と「クラウド型」の2つのタイプに分かれます。

私のような40代はインストール型が主流でしたので、「クラウド型」に抵抗がある人も多いと思います。

セキュリティ重視とすると、まだ「インストール型」がいいという方もいるかもしれませんが、個人事業主の視点で考えてみてください。

個人事業主にクラウド型をおすすめする理由
  • いつでもどこでも作業できる:
    カフェでも自宅でも、出先でもスマホから入力可能
  • 常に最新の税制に自動対応:
    税率変更や制度改正を自分で追いかける必要なし
  • 初期費用が不要:
    インストール型のような買い切り費用がかからない
  • パソコンの容量を圧迫しない:
    データはクラウド上に保存
  • バックアップの心配不要:
    パソコンが壊れてもデータは安全

特に2025年現在は、電子取引データの電子保存が義務化されているため、
クラウド型の会計ソフトなら自動的に法令対応してくれるのが大きなメリットです。

自分が使用するOSに対応しているか

ソフトは必ず対応するOSがあります。

日本の場合、まだまだパソコンの主流はWindows。

「Windows」にしか対応していないソフトもありますので、Macを使用している方はソフト選びも慎重にしてください。

今回ご紹介する3つのクラウド型ソフトは、すべてWindows・Mac両対応で、専用のスマホアプリも提供されています。

費用面(ランニングコストも含めて考える)

事業開始当初は何かとお金がかかりますので、できるだけ低コストでスタートしたいというのが本音だと思います。

クラウド型は、月単位・年単位での契約ですので継続的に費用が発生します。

それであれば、買い切りの「インストール型」のほうがずっと使えていいと思われるかもしれませんが、会計基準や税率など常に変わります

ということは、その「変わる」ということにアンテナを張って、それに応じて買い替えたり、バージョンアップをしなければなりません

その点クラウド型であれば、更新もサポートの中に入っているものがほとんどです。

コスト比較のポイントは以下の4点です。

  • 初年度無料キャンペーンの有無
  • 年払いと月払いの価格差
  • 必要な機能が含まれているプランの料金
  • サポート費用の有無

両面からみて、自分に適したソフトを考えましょう。

セキュリティと信頼性

2025年現在、クラウド会計ソフトのセキュリティは飛躍的に向上しています。

主要3社のセキュリティ対策
  • 金融機関レベルの暗号化通信
  • 二段階認証対応
  • 定期的なセキュリティ監査
  • データの自動バックアップ

むしろ、個人のパソコンで管理するよりも、専門企業のクラウドサーバーで管理してもらったほうが安全とも言えます。

2025年最新版!各ソフトの詳細レビュー

マネーフォワード クラウド確定申告

「マネーフォワード クラウド確定申告」は、2,400以上の金融機関サービスから明細を自動取得することができ、仕訳は独自のAIが学習したものを提案してくれるため、入力に関わる手間を最小限にすることができます。

専用アプリでスマホからもレシートを写真でとるだけで、金額、日付を読み込め、仕訳をすることができます。

確定申告初心者にも安心なサポートも充実しており、ニーズに応じた税理士紹介サポートもあります。

料金プラン(2025年12月時点) ※価格はすべて税抜

プラン年払い月払い特徴
パーソナルミニ10,800円
(月900円相当)
月額1,280円レシート撮影月15件まで無料
パーソナル15,360円
(月1,280円相当)
月額1,280円消費税申告(インボイス対応)
パーソナルプラス35,760円
(月2,980円相当)
電話サポート付き

主な機能

  • ・確定申告書の作成 (青色・白色対応)
  • ・銀行・クレジット明細の自動取込
  • ・消費税集計機能 レポート機能
  • ・口座残高照会及び帳簿残高との突合
  • ・請求書作成機能(Misoca連携)
  • 家計簿アプリ「マネーフォワードME」を使っている人
  • 複数の事業を管理したい人
  • 請求書作成も一元管理したい人

無料の確定申告自動化ソフト マネーフォワード クラウド確定申告

freee会計(個人事業主向け)

「クラウド会計ソフトfreee会計」は、銀行やクレジットカードから明細を自動取得し、面倒な入力作業を省くことができます。

連携金融機関も3,200以上と多く、金融機関に認められたセキュリティを完備しているため、口座連携等の作業が安心かつスピーディーに行えます。

確定申告も○✖の質問に答えるだけで、知識がなくても抜け漏れない書類を簡単に作成できます。

専用アプリでスマホからもレシートを写真でとるだけで、金額、日付を読み込めるため、スマホだけでも確定申告書の作成ができます。

料金プラン(2025年12月時点) ※価格はすべて税抜

プラン年払い月払い特徴
スターター11,760円
(月980円相当)
月額1,780円基本機能のみ
スタンダード23,760円
(月1,980円相当)
月額2,980円消費税申告(インボイス対応)
プレミアム39,800円
(月3,316円相当)
電話サポート付き

主な機能

  • ・確定申告書の作成(白色・青色対応)
  • ・確定申告書の提出(電子申告対応)
  • ・銀行・クレジット明細の自動取込
  • ・消費税申告(スタンダード以上)
  • ・領収書の写真から自動仕訳データ取得
  • ・口座残高照会及び帳簿残高との突合
  • ・請求書作成機能(会計への自動連動)
  • 簿記の知識が全くない初心者
  • ○✖形式でサクサク入力したい人
  • スマホメインで作業したい人

まずは無料でお試し【freee会計】

やよいの青色申告 オンライン

「やよいの青色申告 オンライン」は、クラウド会計ソフトシェアNo.1を誇る会計ソフトです。

口座自動連携も全国3,300件以上と最多クラスで、その他CSVファイルを取り込むこともできます。

外部サービスとの連携も多く、お金管理サービス「MoneyLook」や「Zaim」との連携など、自分が必要な機能を拡張していけるのも他にはないサービスです。

最大の魅力は、初年度の利用料が無料という点。会計ソフトを使ってみたいという方は、ぜひやよいの青色申告で始めてみてはいかがでしょうか。

日本マイクロソフト株式会社による24時間365日稼働のセキュリティセンターが万全なのも安心ですね。

料金プラン(2025年12月時点) ※価格はすべて税抜

プラン年額料金初年度特徴
セルフプラン11,800円無料メールサポートのみ
ベーシックプラン22,800円無料メール・チャット・電話サポート
トータルプラン39,600円19,800円(半額)全サポート+業務相談

主な機能

  • ・確定申告書の作成
  • ・銀行・クレジット明細の自動取込
  • 消費税申告(全プラン対応)
  • ・領収書の写真から自動仕訳データ取得
  • ・レポート機能
  • ・口座残高照会及び帳簿残高との突合
  • ・取引データのインポート
  • ・クラウド見積・納品・請求書サービス「Misoca」と連携

他者との最大の違い

全プランで消費税申告に対応しているのが大きな特徴です。

freeeやマネーフォワードは上位プランでないと消費税申告書が作れませんが、やよいは最安プランでも対応しています。

インボイス制度の導入以降、小規模な個人事業主やフリーランスでも任意で課税事業者になるケースが増えたため、将来的に消費税申告が必要になる可能性がある方には、やよいが最適です。

  • コストを最優先したい人(初年度無料!)
  • 消費税申告の可能性がある人
  • 帳簿ベースの操作に慣れている人
  • サポートをしっかり受けたい人(ベーシック以上)

やよいの青色申告オンライン

今すぐ導入すべき理由とお得な特典情報

2025年、会計ソフトを今すぐ導入すべき3つの理由

電子帳簿保存法への完全対応が必須

2024年1月から電子取引データの電子保存が完全義務化されています。

メールやクラウドで受け取った請求書・領収書は、電子データのまま保存する義務があります。

今回ご紹介した3つのソフトは、すべて電子帳簿保存法に完全対応しているので、法令違反のリスクを回避できます。

確定申告シーズンまでに慣れておく

確定申告は毎年2月16日~3月15日です。

初めての会計ソフトで確定申告直前に慌てるのは本当に大変…私も経験があります。

今のうちから導入して日々の取引を入力しておけば、確定申告シーズンには自動的に書類が完成している状態になります。

時間を本業に使える

経理処理に毎月何時間も費やしていませんか?

会計ソフトを導入すれば、自動連携・AI仕訳により、経理時間を80%削減できると言われています。

その時間を本業に使えば、売上アップにつながります。

会計ソフトの月額料金なんて、すぐに回収できますよね。

おすすめ:まずは「やよい」で試してみよう!

正直、3つのソフトの機能面に大きな差はありません。

ですが、初年度無料の「やよいの青色申告 オンライン」で始めることを強くおすすめします。

理由:

  1. 初年度完全無料なので、リスクゼロで試せる
  2. 全プランで消費税申告に対応している
  3. クラウド会計ソフトシェアNo.1で利用者が多く、ネット上に情報が豊富
  4. 税理士も使っている人が多いので、将来的に税理士に依頼する際もスムーズ

1年間使ってみて、もし合わなければfreeeやマネーフォワードに乗り換えることも可能です。でも、私の経験上、やよいで十分満足できると思います!

まとめ

簿記の知識がない人でも確定申告の書類作成をサポートしてくれるクラウド会計ソフトのご紹介をしました。

会計ソフトの導入は経理業務を効率化するという意味でも、事業開始の最初から導入していただきたいツールです。

2025年版・ソフト選びの結論

ソフトこんな人におすすめおすすめ度
やよいの青色申告初めての人・コスト重視(初年度無料!)★★★★★
freee会計簿記知識ゼロ・スマホメイン★★★★☆
マネーフォワード家計簿アプリ連携・複数事業★★★★☆

今回ご紹介した会計ソフトは、機能に大きな差はありません。

ご自身の簿記知識、使用用途、使用するクレジットカードや口座の取り扱いがあるかなどを確認したうえで、導入を検討してみてください。

使い方なども好みがありますので、まずは無料で試してみるのもいいと思います。
(わたしは、全て試しました)

会計ソフトで経理の負担を少しでも軽くし、本業の時間を少しでも生み出していただきたいと思います。

電子帳簿保存法への対応も含め、2025年はますますデジタル化が進む年です。

この機会にぜひ、クラウド会計ソフトを導入して、スマートな経理体制を整えましょう!

無料の確定申告自動化ソフト マネーフォワード クラウド確定申告

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