引っ越しの人が増える年明けから3月までの期間。
いわゆる引っ越し繁忙期と言われる時期です。
とにかく不動産会社が一番忙しい時期で、働いている人たちもとにかく大変な思いをされてい時期だと思います。
自分が体験しただけでも「大変そうだな〜」と思うことがたくさんありました。
とは言っても、こちらも決して安くない契約をするのです。
賃貸の場合、短い期間での付き合いとなりますがビジネスでの対等な関係だとしたときに、この担当者はどうなの?と思うことに何度も経験をしました。
不動産を変えていいものなのか悩んでいる人も多いようですが、「信頼関係」が築けなければ決して自分が納得する物件を選ぶことはできません。
今回は、私の経験をもとに、担当者を変えた方がいい担当者の対応をご紹介していきます。
質問に対する回答がない
まずは「質問に対する回答がない」人です。
正直、これは不動産業界にとても多いように感じています。
同じ対応をされる方が多すぎるので、「マニュアル」がこうなっているの?と疑っているくらいです。
大手不動産情報サイトに掲載されている空き物件の情報は、複数の不動産会社で共有されています。
不動産関係者によると、その掲載情報は常に更新されているとは限らないそうです。
すでに契約が成立している物件でも、客寄せ(おとり物件)として情報を掲載していたり、そもそも定期更新しかしない不動産も多いとのこと。
こちらが物件の空き状況や内見の依頼をかけても、実際に内見まで辿り着ける物件は10%以下でした。
先ほども言いましたが、不動産会社が不動産情報を共有化しているため仕方がないと言えば仕方がないことです。
情報は常日頃変わっるのもわかっています。
しかし、「内見できますか?」という質問に「ご紹介可能なので、来店してください」との返事がよくあります。
でもこれは、紹介はできるけど、内見ができるとは限らないということです。
気になる物件があって、最初のコンタクトをした際に、的確な回答がない場合は、別の不動産をあたってください。
おとり物件でその後の紹介をターゲットにしている可能性が多いです。
最初の問い合わせ時にこのような対応をされた場合、おそらく、その後も信頼関係が気づけません。
最初の違和感に自信を持って大丈夫です。
慌ただしい対応をする人
繁忙期なのいいことに、忙しさを全面に出して対応をする人も。
物件を探しているこちらも、忙しい時期だということは十分にわかった上で相談に行っているわけです。
お互い承知の事実が態度に現れてしまっている場合は、こちらの要望を十分に伝えられない可能性が高いです。
どこでもいいから物件を探したいという人なら別ですが、そうではありませんよね。
自分の新しい生活をスタートさせるための物件探しですよね。
このような対応をされる方は、情報サイトに乗っている条件+αの要望を聞き取ってくれる可能性が低いです。
私も実際は、最低限の注文しか伝えることができませんでした。
顧客の要望を引き出す対応をしていただかない場合は、変えるべきです。
自分基準で物件の話をする人
繁忙期はとにかく物件の更新速度が早いため、営業の方の基準で物件の話をする人もいます。
こちらが条件を出しても、「それはですね〜」と話をすり替えられてしまう。
「これなんかはすごくお得ですよ」と出してくれる物件は、こちらが伝えた条件ではなくて、どうみても?と思うようなもの。
基準が自分になってしまっている担当者によくある対応です。
自分にとっていい物件が、客にとっていい物件とは限りません。
経験も豊富でよく物件を見ておられるのでしょうが、そこから「この人信頼できる」に辿り着くことはありませんでした。
物件探しはあきらめない強い心が必要
私が実際経験し、結果的に不動産(担当者)を変えてよかった例をご紹介しました。
正直、物件探しは忍耐力が必要です。
自分の価値観と不動産の価値観が一緒であることはないからです。
物件探しは自分の価値観が色濃く出るものです。
自分は譲れない条件でも、不動産の人からすると重要なところと感じなかったりします。
実際はそれをお仕事にしている方ですのでそのくらい理解してくれると思ってしまいますが、相手も人間です。
人間同士の合う合わないも出てきます。
そのような意味で、本当に自分の納得した物件を探したいと思っている場合は、妥協することなく、あきらめない強い心を持ってくださいね。