ふるさと納税の制度が始まったのが平成27(2015)年4月。
今では「ふるさと納税」のサイトも返礼品も充実してきて、選ぶ側としては嬉しい限りですね。
ふるさと納税の選び方は人それぞれ。
返礼品で選ぶもよし、自分の出身地や応援したい自治体を選ぶもよし。
私がふるさと納税を始めて5年になりますが、40代のひとり暮らしが行き着いたふるさと納税「返礼品」の失敗しない選び方をご紹介します。
- ふるさと納税の返礼品に困っている方
- ひとり暮らしの方に返礼品を送りたい方
- ふるさと納税の返礼品選びで失敗した方
最初の2年は返礼品選びで失敗した
ふるさと納税を始めて、最初の2年は返礼品もまだ充実していなかったことや仕組みがよくわかっていなかったこともあり、正直自分のなかで「お得!」と納得できる返礼品を選ぶことができませんでした。
簡単にいうと、失敗というやつです。
ふるさと納税の制度を活用すると、寄附金額から自己負担額2,000円を除いた金額が、所得税や住民税から控除・還付される=「実質2,000円でお得に品が届く」。
ここばかりがクローズアップされていたこともあり、最初はお肉や海鮮などを選んでいました。
実際は、これが大きな失敗でした。
どのような部分で失敗したのか、その失敗を経たことでひとり暮らしの視点で返礼品を選ぶポイントと、実際私が選んだものも含めてご紹介していきます。
食品
株式会社カリーグズが運営する「ふるさと納税紹介サイト」を横断して返礼品比較ができるサイト=「ふるさと納税ガイド」によると、ふるさと納税 「総合」おすすめ人気ランキングベスト60のうち、9割以上が食品となっています。
肉、魚、米など自治体をPRするという意味でも、この返礼品は非常に人気のあるものです。
そんな数多くある食品の中で、わたしが返礼品を選ぶポイントは以下のとおりです。
- 生もの控える
- 小分け包装になっているものを選ぶ
- 普段の買い物で億劫なものをを選ぶ
では、ここからはその理由についてご説明します。
生ものは控える
返礼品を受け取るにあたって、最大のマイナスポイントは到着日を選ぶことができないということです。
仕事で忙しくて、週末に…なんて言ってるうちに、生ものはどんどん傷んでしまいます。
食品の場合、だいたいの発送期間は記載されていますが、その発送期間もその通りということはありません。(わたしの場合、予定から2か月後なんてこともありました)
日中仕事で不在にしていて、配達のタイミングで荷物の受取りが難しい方は「生もの」を選ぶことは控えましょう。
ここ数年で宅配ロッカーなどは普及しつつあるものの、「生もの」対応はほとんどありませんし、宅配ロッカーやコンビニ受取の対象となっていません。
また、ひとり暮らしの冷蔵庫では、冷蔵庫・冷凍庫に入りきらない場合もあります。
このような理由から、私は「生もの」は選択肢から外しています。
小分け包装になっているものを選ぶ
次に食品を選ぶうえでポイントしているのが、包装の状態。ひとり暮らしの生活では、「小分け梱包」になっているものを選ぶといいでしょう。
品物にもよりますが、1食分などで小分けになっていると、食べたいときに保存を気にせず食べることができます。
一度開けたら、なくなるまで毎日…なんてことは、ひとり暮らしだとあきてしまいますよね。
1食分であれば、その日の気分で使用することができるのと、美味しい状態で食べることができるのでおすすめです。
ご当地のレトルト食品なんかは、自分が知らないものに出会えることもあるのでおすすめです。
普段の買い物で億劫なものを選ぶ
これは、ひとり暮らしでも私のように都内で生活しているという立場でお話します。
都内でひとり暮らし、車がない生活では、もちろん買い物も徒歩ですることになります。
40代にもなると、嵩張るもの、重いものを買い物して帰宅するのが少しずつ億劫に。
通販で購入することも簡単になりましたが、こういう普段の買い物で億劫なものほどせっかくなので「ふるさと納税」で購入するようになりました。
お米や飲み物など重いものは、ふるさと納税を活用するようにしています。
家具・家電
最近は、家具・家電も返礼品としていろいろ選べるようになりました。
やはり食品と比べると、寄附額が大きくなりますので、1年間の予定についてはあらかじめ決めて、どの返礼品を選ぶかを決めましょう。
コロナ禍でテレワークが増えた人などは、返礼品を活用して在宅での仕事環境を整えてみてはいかがでしょうか。
私は、腰痛持ちでもありましたので、ふるさと納税を使って座布団を購入しました。
日用品・雑貨
ふるさと納税の制度が始まって、各自治体がその土地の産業品をPRするようになり、その土地土地の品を選べるようなりました。
その道のプロ(職人)が作った”いいもの”を選ぶというのも、このふるさと納税の楽しみ方なのかもしれません。
普段ではわざわざ購入しないようなものを、返礼品としていただくという選択肢があってもいいと思います。
また、普段の買い物で億劫になる嵩張るものを申し込むと普段の買い物が格段に楽になりますよ。
まとめ
ふるさと納税制度を5年活用した私が、実際にどのような視点でふるさと納税の返礼品を選ぶようになったのか。
過去の失敗も踏まえて、ご紹介しました。
上手に活用するために、1年間の予定を立てて、自分の生活に取り入れたいものを選んでみてください。
「お得」ということばかりが先行しがちで、そのお得に走りすぎてしまう失敗がないように、少しでもこの記事が役に立っていただければ幸いです。