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個人事業主「開業届」を出すべきタイミングはいつ? メリットとデメリットを解説

ブログで収益を本気で考えるなら「個人事業主」の届出をしたほうがいいって聞いたけど、どのタイミングで出せばいいの?

まるこ

いい質問だね!今回は個人事業主になるために必要な「開業届」を出すタイミングについて、説明していくね。

ブログで収益を出したりなどフリーランスで活動するなど、
個人事業主になるにのに準備するのは次のようなものはあります。

「個人事業主」になるために事前に準備すること
  1. 開業届の提出
  2. 銀行口座の開設
  3. 自分の事業をアピールする場所(SNSなど)をつくる
  4. 名刺の作成
  5. 会計ソフトの導入
【経験談】個人事業主になるには?届出書類や準備すること、やっておいたほうがよかったこと 終身雇用といわれていた時代はとっくに過ぎ去り、「石の上にも3年」という言葉でさえ今やもう気にするなんて古いと言われる時代になりました。...

今回は、実際の届出のタイミングなどを私の経験を含めてご説明していきます。

そもそも「開業届」の提出は必要なのか?

まず、最初に誰もが思うこと。

そもそも、開業届の提出って必要なのでしょうか?

「個人事業主」として登録したいのであれば、届出は必要です。

ただし、罰則はありませんので絶対かと言われれば絶対ではありません。

ここで気をつけたいのが、届出を出していないからといって税務署に確定申告しなくていいわけではないということです。

事業で継続的に収入を得ようとするのであれば、「開業届」はきちんと出しましょう。

書類を提出をきちんとするということは、自分の覚悟にもつながります。

また「屋号」での銀行口座を開設したい場合は、この「開業届」の控えが必要となりますよ。

「開業届」を出すタイミングはいつ?

それでは、開業届を出すタイミングはいつがいいのでしょうか

開業届については、事業開始等の事実があった日から1月以内に提出することになっています。

提出期限が土・日曜日・祝日等に当たる場合は、これらの日の翌日が期限となります。

では、「事業開始等の事実があった日」とは何を指すのでしょうか?

原則、許認可が必要な業種等を除けば、この日付は自由に決めることができます

事実上この日付が「開業日」となるので、自分のなかで節目としたい日、縁起のいい日などに設定するのがいいと思います。

また、ここで忘れてはいけないのが「青色申告承認申請書」の提出です。

新規開業にあわせて 「青色申告承認申請書」を提出する場合、提出期限が次のようになります。

  • 1月1日~1月15日に開業→3月15日までに提出
  • 1月16日以降に開業→開業から2か月以内に提出

「青色申告承認申請書」に関しては、開業から2か月以内に提出をしないと、初年度の青色申告ができません。(白色申告となります)

「白色申告」は帳簿作成がとても簡単ですが、その分税制上のメリットを受けることができません。

せっかく収入を増やすのであれば、節税メリットも最大限に受けたいですよね。

この「青色申告承認申請書」は、同時に提出するのが手間もかからず一番です。

開業日を設定したうえで、どちらの書類も1か月以内に提出できるように準備をしましょう

わたしの場合は、開業日としたい日を決めていましたので、それを基準としていつまでに何をするかスケジュールを立てました。

「開業日をこの日にしたい」という希望がある人は、あらかじめ準備しておきたいですね。

「開業届」を出すメリットは?

先にも記述したように、個人事業主としての届出に関しては罰則はありませんので、出さずに事業をされている方もいると思います。

確定申告さえきちんとしていれば、特に注意を受けることはありません。

しかし、「開業届」とそれに合わせて「所得税の青色申告承認申請書」を提出することで以下のようなメリットがあります。

  • 最大65万円の青色申告特別控除を受けることができる。
  • 事業に関する経費を経費計上することで、節税ができる。
  • 赤字が出た年は、翌年以降3年繰り越すことができる。
  • 30万未満の固定資産は即時償却の経費にできる。
  • 家族に支払う給与を経費にできる。

個人事業主として登録をすれば、それまでの開業の準備にかかったものについても「開業費」として計上することができます。

「開業費」として計上するためには領収書の保管が必要ですので、「開業届」を出す後のことだけでなく、準備の部分も含めて、メリットを最大限に受けられるように注意しましょう。

開業にかかった費用も経費計上できます。
開業前は、領収書の保管などは意識的にしましょう。

「開業届」を出すデメリットもおさえておこう

開業届を出して個人事業主になるということは、メリットばかりではありません。

ここでは、デメリットもしっかりおさえておきましょう。

個人事業主になるデメリットは、以下のようなものがあります。

  • 個人事業主として事業をする間は、毎年必ず確定申告をしなければいけない。
  • 帳簿付けなどの知識、手間がかかる。
  • 原則プライベートの資金と区別することが求められるため、両方のカードを持ち歩くなど面倒な部分がある。

デメリットといっても、本来収入を得て様々なメリットを受けようとするのであれば、最低限必要な負担だと思いましょう。

参考にした書籍

今ではネットで様々調べられるようになりましたが、それでも不安な場合はあります。

私が参考に購入した書籍をご紹介します。

いくつも読んでしまうとわからなくなってしまいますので、自分の知識量にあわせて1~2冊をじっくり読むのがいいと思います。

どちらも知識ゼロの方に向けてやさしく解説してくれている本でしたので、とても勉強になりました。

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経費の考え方って、初めのうちは不安だと思います。
経費で落とせるか不安になったときの確認用に一冊持っておくと安心な一冊です。

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「開業届」の出し方

開業届を出すタイミングが決まったら、「開業届」の提出準備をしましょう。

開業届の用紙は、国税庁のホームページで入手することができますし、「会計ソフト」を導入すると、そこで簡単に作成できます。

提出先は、納税地を所轄する税務署です。

自分の提出先がわからない方は、納税地から調べてみてください。

まとめ

今回は個人事業主として「開業届」を提出するタイミングについてご紹介しました。

個人事業主になるには、「開業届」を出すだけというとてもシンプルなものですが、それに付随することが様々あります。

自分ひとりで事業をされる方は、何もかも自分でやらなければなりません。

「開業日」を決めたら期限をしっかりと押さえたうえで、準備を進めてください。

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